【丸亀店】車検時の交換部品について

皆さんこんにちは!土曜日担当の前川です!

今回は車検時によく交換する部品についてです!

皆さんが車検を受ける際に部品の説明をされる方いらっしゃるかと思います。

しかし「一気に説明されても分からない」「本当に必要なの?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか?

そういった方に車検時によく出る追加整備部品の役割や、交換の必要性をご説明させていただこうかと思います(^^)/


1.エンジンオイル

まずはエンジンオイルです。エンジンオイルは定期的に交換されている方がほとんどだと思いますが、やはり車検でも「せっかくだから交換しておこうかな」と言って交換される方が多い印象です。

【役割】エンジン内にある、金属同士の摩擦を軽減してくれる潤滑作用が主な役割になります。その他にもエンジンのピストンとシリンダーの気密性を保ったり、エンジンの冷却、洗浄、防錆など様々な役割がございます。

【交換の必要性】交換時期はおおよそ3000km~5000kmと言われており、当社では5000kmを交換時期として推奨させて頂いております。交換を長く怠ってしまうと先ほどお伝えした潤滑させる力が低下してしまい、エンジンの動きが悪くなってしまいます。そうなると車を動かすために余計な力が必要となり、燃費の悪化に繋がります。

最悪の場合エンジン内部に汚れが蓄積しエンジンの調子が悪くなり、エンジンを載せ替えなければいけないといったケースもあります。


2.ブレーキオイル

続いてはブレーキオイルです。ブレーキオイルに関しては基本的にタイヤを外さないと交換できないので、ほとんどの方が車検時に交換をされています。

【役割】ブレーキオイルの役割は、ペダルに加えられた制動力を4輪のブレーキまで伝達することです。

【交換の必要性】ブレーキオイルは空気中の水分を吸収しやすい性質を持っており、水分を吸収するとブレーキオイル自体の沸点が下がります。

沸点が下がると長い下り坂を下るなどブレーキを多用した際にブレーキの熱によりブレーキオイルが沸騰しやくすなり、ブレーキの配管内に気泡が発生してしまいます。その気泡がクッションとなりブレーキを踏んでも車が減速できず大変危険な状態となります。

ですので、数あるオイルの中でも交換の優先度は高く、車検時には必ず交換していただきたいオイルとなっております。


3.冷却水

冷却水は「クーラント液」とも呼ばれ、ただの水道水とは成分が全く異なります。

【役割】冷却水はその名の通り、エンジンを冷やしてオーバーヒートを防ぐとともに、エンジンが錆びないようにする役割がございます。

またその他にも、寒冷地で冷却水自体を凍りにくくさせる成分や、エンジンの熱で沸騰してしまわないようにする成分も御座います。

【交換の必要性】交換を長期間怠ってしまうと、前述した成分や効果が薄れてしまい、十分な冷却効果が得られずオーバーヒートを起こす可能性が高くなってしまいます。

交換時期はメーカーや車種ごとで違っており、2年間ごとに交換が推奨されている物や、7年間交換をしなくても良い「スーパーロングライフクーラント」呼ばれるものも御座います。各メーカーが推奨している交換時期に応じて交換を行っていく事が大切と言えるでしょう。


3.ロアボールジョイントブーツ、タイロットエンドブーツ

続いては足回りの関節を守るブーツと言われる部品になります。

【役割】車の足回りには人間でいう関節のような部分があります。その関節が円滑に動くようにグリスという油の塊が塗布されており、グリス漏れを防ぐために関節を保護しているのがブーツと言われるゴム部品になります。

【交換の必要性】ブーツはゴムの部品なので年数が経つにつれ次第に固くなってきてしまいひび割れを起こします。最終的には完全に破れてしまい、破れたまま長期間走行を続けてしまうと関節にガタが発生し脱落にも繋がる場合があります。また、ブーツの損傷が大きい場合は車検にも不合格となります。

車の乗り方にもよって変わりますが、おおよそ5~7年でひび割れが入り始めることが多いです。車検時には必ず点検をする部分なので早めの交換を心掛けましょう。


4.ファンベルト

ファンベルトはエンジンの横側に付いているゴム製の部品です。

【役割】ファンベルトはエンジンの動力を介して、オルタネーターや、エアコンのコンプレッサー、ウォーターポンプといった機構を駆動させるための部品になります。

【交換の必要性】長期間使用を続けるとベルト自体がひび割れを起こしたり、硬くなったりするため、エンジン回転時にスリップを起こしキュルキュルといった異音に繋がります。

最終的にはベルト自体が切れてしまいエンジンの停止や、オーバーヒート、エアコンが効かなくなるなどの不具合に繋がってしまいます。

交換の目安はおおよそ50000kmとされており車検時にも点検を行う箇所にはなりますので劣化している場合には早めの交換がオススメです。


上記で取り上げた部品以外にも車検時に交換が必要になってくる部品は数多くあります。

当社では車の知識がない方でも分かりやすいように、現車を見ながら各部品の役割、現在の状態、交換の必要性のご説明をさせて頂いております。

車検時にご不明な点がございましたら、お気になさらず何なりとお尋ねください(*^^*)!