【高松店】車検時によく出る整備3選!

皆さんこんにちは!
木曜日担当、高松店の前川です(^^)

皆さん、車検を受ける際お車の状態によっては整備が追加になったりすることもあると思います。その時に「専門用語がありすぎて一気に説明されても分からない!」なんて経験はありませんか???
もちろん、車検の速太郎では立ち合い説明の際に、専門用語を極力使わない分かりやすい説明を心がけてはいますが、それでも一度に多くの情報が入るとどうしても分かりづらくなったりすることもあるかもしれません。( ;∀;)

そこで!今回は「車検時によく出る整備3選」と題し、僕が整備士として車検を行っていた経験をもとに、比較的追加整備として出やすい整備内容のご説明をさせて頂きます!


その1 ブレーキフルード

まずは、ブレーキフルードです!
こちらのフルードは基本的にタイヤを外さないと交換できないのと、メーカーで定められた交換時期も2年間毎となっているので、ほとんどの方が車検時に交換をされています。

【役割】
ブレーキフルードの役割は、ペダルに加えられた制動力を4輪のブレーキまで伝達することです。

【交換の必要性】
ブレーキフルードは空気中の水分を吸収しやすい性質を持っており、水分を吸収するとブレーキオイル自体の沸点が下がります。
沸点が下がると長い下り坂を下るなどブレーキを多用した際にブレーキの熱によりブレーキオイルが沸騰しやくすなり、ブレーキの配管内に気泡が発生してしまいます。その気泡がクッションとなりブレーキを踏んでも車が減速できず大変危険な状態となります。

その2 ブレーキパット

続いてはブレーキパットです。ブレーキパットもタイヤを外さなければ交換できない部品なので、分解点検を伴う車検や法定12ヵ月点検等のタイミングで、走行距離が多くなってきた車輛などが交換されることの多い部品です。

【役割】
運転者がブレーキを踏んだ際に、車輌を正常に停止させるための部品になります。タイヤと一緒に回転しているディスクローターと言われる円盤状の部品をブレーキパットが挟み込むことで摩擦エネルギーが生まれ、車が止まる仕組みになります。

【交換の必要性】
ブレーキパットは新品の状態で厚みが約1㎝ほどありますが、使い続けることによって摩耗してしまいブレーキパット自体が薄くなっていきます。薄くなってしまうとブレーキを踏んだ際の異音に繋がったり、最悪の場合はブレーキが効かなくなったりしてしまいます。残量が3㎜を切っている場合は早めの交換を心がけましょう。

3.冷却水

冷却水は「クーラント液」とも呼ばれ、ただの水道水とは成分が全く異なります。

【役割】
冷却水はその名の通り、エンジンを冷やしてオーバーヒートを防ぐとともに、エンジンが錆びないようにする役割があります。
またその他にも、寒冷地で冷却水自体を凍りにくくさせる成分や、エンジンの熱で沸騰してしまわないようにする成分もあります。

【交換の必要性】
交換を長期間怠ってしまうと、前述した成分や効果が薄れてしまい、十分な冷却効果が得られずオーバーヒートを起こす可能性が高くなってしまいます。
交換時期はメーカーや車種ごとで違っており、2年間ごとに交換が推奨されている物や、7年間交換をしなくても良い「スーパーロングライフクーラント」呼ばれるものもあります。各メーカーが推奨している交換時期に応じて交換を行っていく事が大切です!